
「プリンスはいっぱいっ」は、集英社・別冊マーガレットにて1985年12月号と1986年1月号に前後編で掲載された、全120ページの長編ストーリーです。
男子ばかりの建築科に入学したヒロイン・深雪が、ちょっぴり厳しいけれど魅力的な担任教師や、人気モデルのクラスメイトとの出会いの中で、恋や将来について揺れながら成長していく姿を描いています。
「プリンスはいっぱいっ」作品の舞台裏と見どころ
「プリンスはいっぱいっ」は、多田かおる先生の高校時代の思い出から生まれた作品です。先生は当時、図案科(現在のデザイン科)に在籍され、同じ学内にあった建築科は、男子生徒がほとんど。女子生徒はほんの数名だけだったそうです。
「男子ばかりのクラスって、きっとモテモテなんじゃ…?」という少女漫画的な期待とは裏腹に、実際に建築科にいた女子に尋ねたところ、返ってきたのは「ぜんぜんモテないよ」という言葉。そんなギャップに触れた多田先生は、「もし男子がいっぱいいるクラスに、自分が入ったらどうなるだろう…?」と空想をふくらませ、この作品を描かれました。
当初のタイトル案は「BOYはいっぱいっ」。夢見る高校生活の中で、男子に囲まれるヒロインが恋に揺れる――そんな設定に、現実のエッセンスが加わって、より魅力的な物語に仕上がっています。
物語の後半では、軽い雰囲気の人気モデル・守部が、実は将来に悩み、真剣に考える姿が描かれます。キラキラした学園生活のなかに、進路や恋に迷うリアルな高校生の姿が丁寧に描かれているのも、この作品の大きな見どころです。
「プリンスはいっぱいっ」あらすじ
今日から始まる高校生活。建築科に進んだ「萩野 深雪(おぎの みゆき)」は、教室の前でドキドキ…。というのも、そのクラスは“男子ばかり”というウワサがあるから。思わず足がすくんでしまいます。

案の定、教室には女子がたった二人。でも深雪は、小百合という明るい女の子とすぐに打ち解け、少しずつクラスに馴染んでいきます。

担当の教師・山口先生は、若くてハンサムだけど“女子に冷たい”ことで有名。深雪たちにも容赦ありません。

時は流れて、卒業まであと3か月。深雪に声をかけてきた男の子は何人もいたけれど、恋にはいまひとつ踏み出せないまま。そして相変わらず、山口先生はツンと厳しい。

そんなある日、学校にほとんど来ない、人気モデルの「守部 俊之(もりべ としゆき)」が突然、深雪にアプローチ!
プレイボーイのイメージとは裏腹に、彼は本気の様子…。

“うれしい”と思う自分の気持ちに戸惑いながら、心が揺れ始めた深雪。そんな彼女の前に、今まで知らなかった山口先生の一面が現れます。
ある放課後、ひとり残って実習する深雪に、ふと見せたやさしさ――ポッとほほを染める深雪でした。

そしてある日、深雪は思いもよらぬ光景を目にします。山口先生が、守部を追いかける女の子・香織と一緒に、産婦人科へ…?
一体、何が起きているの…?

ふたりの“プリンス”の間で揺れる深雪の恋。進路も、恋のゆくえも、まだ決まらない――
続きは、ぜひ電子書籍でお楽しみください♡
電子書籍の「プリンスはいっぱいっ」
「プリンスはいっぱいっ」は、電子書籍の『愛し恋しのマノン!』に収録されています。次の作品が収録されています。
- 愛し恋しのマノン!
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コミック(印刷版)で読む
「プリンスはいっぱいっ」が印刷されたコミックは2つ出版されています。いずれも現在は絶版で、古本での入手が可能です。
マーガレットコミックス『愛し恋しのマノン!』
収録作品:
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集英社文庫「愛し恋しのマノン!」
収録作品
- 愛し恋しのマノン!
- プリンスはいっぱいっ
- ピンクの雪が降ったら…
- スウィート♡ダーリン
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「プリンスはいっぱいっ」関連作品
「プリンスはいっぱいっ」は、女子高生が担任の先生に少しずつ心惹かれていく恋の物語です。立場の違いや距離感に戸惑いながら、ゆっくりと育っていく気持ちが丁寧に描かれています。そんな“先生と生徒”の関係や、“身近な大人への恋心”をテーマにした、多田かおる先生の作品をいくつかご紹介します。ぜひお楽しみください。
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