学園マジック
「学園マジック」の発表
「学園マジック」が発表されたのは集英社・別冊マーガレットの1984年6月号から1985年2月号で、全部で9話あります。
「学園マジック」の見どころ
「学園マジック」は、多田先生が大阪で一人暮らしを始めたころ執筆された作品です。プライベートでは、よくライブハウスに通われていて、作品中にもライブの告知などが出てきます。
マジックのような恋
主人公は憧れの先輩への恋が実らず、心に傷を負っていましたが、まるで魔法のように新たな恋が彼女の心を彩り始めます。多田先生の巧みな描写で、失恋が徐々に過去のものとなり、新たな恋に引き寄せられていく姿が見どころです。
イギリス帰りの留学生
多田先生は「学園マジック」の執筆前に9日間イギリス、ロンドン、パリに旅行しました。その影響もあってか、作中にはイギリスに留学して帰国した男子学生が主人公として登場します。
ビクター
作品には『ビクター』という名前の犬が登場します。この名前の由来は、当時の『ビクター音楽産業株式会社』のトレードマークから着想を得たものです。そのトレードマークは、蓄音機に耳を傾ける犬のイラストで知られています。
「学園マジック」のあらすじ
「逢坂 ちなみ(おうさか ちなみ)」は、高校1年生。今日も放課後に同じクラスで友人の「佐藤 恵(さとう めぐみ)」と、憧れの野崎先輩を見に、野崎先輩がよく通う喫茶店へ行く。
野崎先輩は高校3年生の生徒会長、全女子生徒の憧れの的だ。遠くから見るだけの恋だが、いつかは結ばれる日がくると、大きな期待を持っていた。
ある日、イギリスに留学していた「中山 浩司(なかやま こうじ)」がクラスに戻ってきた。ちなみが握手をしようと浩司に手を差し出すと、なんと浩司はキスをしてきた。
野崎先輩とのファーストキスを夢見ていたちなみには衝撃的な出来事だったが、さらに追い打ちをかけるように、ちなみは野崎先輩が友人の恵に告白しているところを目撃してしまう。
野崎先輩とのファーストキスも、いつかは結ばれる日がくると思っていたちなみの想いは全て砕け散った・・・
浩司は留学していた経験から英語はペラペラだ。ちなみにキスしたのはただの挨拶だという。その浩司は英語の教師「藤子先生」に接近。
心にぽっかり穴が開いたちなみは、どうなる・・・?
続きは電子書籍でどうぞ。
「学園マジック」をご覧いただくには
「学園マジック」は、コミック(印刷)や電子書籍でご覧いただけます。
「学園マジック」電子書籍
「学園マジック」は、サブスクと購入タイプの電子書籍が配信されています。「学園マジック」という商品タイトルで、1巻と2巻に全9話が収録されています。
「学園マジック」コミック(印刷)
「学園マジック」の掲載コミックはマーガレットコミックスと集英社文庫です。それぞれ2巻に全9話が収録されています。両者の違いはサイズで、集英社文庫の方が一回り小さいです。
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