漫画家・多田かおる先生
漫画家の多田かおる先生がどのような人柄でどんな漫画を描くのかご紹介します。
漫画家として
高校生の頃(1977年)、集英社の少女漫画雑誌、別冊マーガレットの『新人長編まんが賞』に入賞して以来、約22年間、漫画家としてご活躍されました。発表した作品は、約35タイトル、話数は約200話にものぼります。中でも、イタズラなKiss、愛してナイト、デボラがライバルは、多田かおる先生の代表作品で、発表から20年、30年経過した現在でも多くのファンの方にご愛読頂いております。
多田先生の描く漫画ストーリー
1977年の入賞時、「これからも身近な学園ものを描いていきます」と、コメントされてから、主に学園を舞台にした、恋愛少女漫画を描いてきた多田かおる先生は、明るい人柄で、ロックが大好き、おしゃべり大好き、そして好奇心がとても旺盛で、自称「ミーハー」。
仕事の姿勢
かおる先生の周りにはいつもたくさんの友人が集まり、とてもにぎやか。公私とも忙しい日々でしたが、息子さんが生れても、家事と仕事を両立させ、漫画の締切には必ず間に合わせる、しっかりした面をお持ちでした。
漫画に登場する主人公
そんなかおる先生の描く漫画のヒロインは、どの作品も全てご本人。実生活と同じで、周りにはいつもたくさんの友人が集まります。悪い人は決していません。皆とても仲良しで、なによりもヒロインを支えてくれます。
漫画に登場するキャラクター
漫画の中には実生活で会うたくさんの友人や、アシスタントさん、バンドの人達など、身近な人が多く登場します。一方、肝心の、ヒロインが恋に落ちる男性は、かおる先生が妄想に理想をたくさん掛けて作った(ヒントの元になる実在する人物はおります)、とにかく外見がカッコイイ男性。
ストーリー作りのコツ
かおる先生の、ストーリー作りのコツをひとつご紹介しましょう。
「大事なのは、30ページの中で心に残る印象的な シーン・セリフがあるかどうかです。 そのシーンが描きたいためにここまで描いたっていう程の ものが欲しいですね。 あとはどれだけイイ男が描けるかです。 行動、セリフ、なんたって顔!! それが読者をノックアウトさせる重要なアイテムです。」~多田かおる談~