エイプリル方程式
「エイプリル方程式」の発表
「エイプリル方程式」が発表されたのは、集英社・別冊マーガレットの1980年4月号です。全60ページの1話完結作品です。
「エイプリル方程式」のあらすじ
高校2年の秋、「若菜 奈々(わかな なな)」は、1年前に交際を申し込まれて付き合い始めた「工藤 卓也(くどう たくや)」から、一方的に別れを告げられる。卓也は2つ年上の大学生だ。
失恋を機に、髪を切り新しい恋人を探そうと、奈々は友人と大学祭に訪れる。奈々がたこ焼きを買おうとすると、前に並んでいる男性がいた。知らなかった奈々は謝るが、その人は虫の居所が悪いようす。しまいには言い争いになり、奈々はたこ焼きをその男性に投げつけてその場を去ってしまう。
ある朝、奈々が新聞の朝刊をとりに外に出ると、ちょうど配達にきたところだった。ふとその配達人の顔を見ると、なんと大学祭でたこ焼きを投げつけた男性だった!
偶然に出会ったその男性は「工藤 貴司(くどう たかし)」で、大学生だという。しかし、偶然はそれだけではなかった・・。
「エイプリル方程式」の見どころ
以前恋人だった人と再会したら・・、
もし、好きになった人が元恋人の友人だったら・・・、
「エイプリル方程式」では、そんな恋模様が描かれています。
「エイプリル方程式」というタイトルですが、多田先生は”4月の恋には、ある定説がある”というメッセージを込めたかったようです。結果的に、4月にはこだわらない作品になってますが。
多田先生が19歳、大阪の寝屋川市に住んでいた頃に執筆された作品です。執筆は1980年の1月から2月頃にかけて。1980年の流行りの言葉「ナウい」も使われていたり、その時代の面影も感じ取れる作品です。
「エイプリル方程式」をご覧いただくには
「エイプリル方程式」は、コミック(印刷)や電子書籍でご覧いただけます。
「エイプリル方程式」コミック(印刷)
「エイプリル方程式」の掲載コミックは2つありますがどれも絶版となっております。リンク先はコミックの販売サイト(Amazon)になります。
- カッコつけんなよ!! (マーガレットコミックス)
(絶版)「カッコつけんなよ!!」「うららと浜田くん」「だい・だい・だい好き」「エイプリル方程式」を収録。
- 多田かおる傑作集 (2) (集英社文庫―コミック版)
(絶版)「ピシッとせえよ!!ピシッと…!!」「カッコつけんなよ!!」「うららと浜田くん」「だい・だい・だい好き」「エイプリル方程式」「かわいいオジさま」を収録。
「エイプリル方程式」電子書籍
「エイプリル方程式」をご覧いただける電子書籍の配信サイトは多々ありますが、中でもお勧めが『ブック放題』や『AmazonのKindle』。『ブック放題』は月額550円(税込)、『AmazonのKindle』は月額980円で読み放題です。どちらも専用端末は必要なく、アプリやPCなどでご覧いただけます。ただ、読めるのは月額を払った一月のみです。
いつでも見たいときに見たい場合は、『eBookJapan』などで購入するのがおすすめです。
「カッコつけんなよ!!」という商品タイトルで、「うららと浜田くん」「だい・だい・だい好き」「エイプリル方程式」を同時収録して販売してます。
- 『ブック放題』はこちら:ブック放題
(初月無料です) - 『AmazonのKindle』はこちら:カッコつけんなよ!!
- 『eBookJapan』はこちら:カッコつけんなよ!!