「ボクが泣く」〜泣く子も笑顔になる“パンキー”〜
「ボクが泣く」は、1990年3月号の『別冊マーガレット』(集英社)に掲載された、全55ページの読み切り作品です。
クールだけど優しいお兄さんと、ちょっと気難しい2歳児、そして等身大の女子大生。
そんな3人の心が少しずつ近づいていく、あたたかな交流を描いたハートフルストーリーです。
心あたたまる短編「ボクが泣く」
ご子息モデルの“まもるくん”が登場
「ボクが泣く」は1990年の1月~2月頃に描かれた作品で、多田かおる先生のご子息が生まれてから1年後に執筆されました。物語に登場する2歳の男の子・まもるくんは、先生のご子息そっくりです。
実際のお名前は「みなと」くんですが、漫画の中では「まもる」くんという名前に。先生とご主人が、どちらの名前にしようか悩まれたという心温まるエピソードが残されています。
「イタキス」ファンにもおすすめ
「ボクが泣く」の次に描かれたのが、あの名作「イタズラなKiss」。実は、今作の卓也くんと「イタキス」の直樹くんには共通点がたくさんあります。ちょっと近寄りがたいけれど、本当は優しくて面倒見がいい——そんな“ギャップ男子”がお好きな方にはたまりません♡
ストーリーのあらすじ
「バイト先で彼氏もできたら最高なんだけどな〜」
そんな軽い気持ちで、大学生の友美(ともみ・20歳)は、友人にアルバイト探しの相談をしていました。
そこで紹介されたのが、高時給の「ベビーシッター」のお仕事。お礼がてら、友人の“お目当て”が働いているというお店に一緒に行くことに。
でも、童顔の友美にはちょっと場違いな、大人っぽい雰囲気のナイトクラブでした。さらに、お店では見知らぬ男性たちにしつこく声をかけられて大ピンチ。
そんな2人を助けてくれたのが、友人が気になっていた名取卓也(たくや・22歳)でした。
卓也は友美の顔を見るなり、突然「パンキー」とひと言。いきなりそんなことを言われて、友美はびっくり。
でも、見た目はクールなのに、どこか面倒見がよくて、優しい卓也のことが気になりはじめます。
一方、ベビーシッターの仕事では、2歳の男の子・まもるくんを預かることに。ところが、まもるくんはちょっぴり気難しくて、なかなか懐いてくれません。
なんとかしようとふと歌を口ずさむと、泣いていたまもるくんがぴたりと泣き止み、「パンキー」と呼びかけてきて…?
「パンキー」って、どういう意味?
そして、ベビーシッターの仕事中に、友美と卓也はまた偶然に再会して──
ラストには、心があたたかくなる幸せな結末が待っています♪
続きは、ぜひ電子書籍でご覧ください。
「ボクが泣く」をご覧いただくには
「ボクが泣く」は、電子書籍や紙のコミックでご覧いただけます。
「ボクが泣く」電子書籍
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「ボクが泣く」のコミック
「ボクが泣く」を掲載するコミックは3つあります。どれも絶版ですが、現在は古本でご購入が可能です。
イタズラなKiss 1巻(マーガレットコミックス)
収録作品:
- 「イタズラなKiss」1話~3話
- 「ボクが泣く」
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「多田かおる THE BEST」(クイーンズコミックス)
収録作品:
- 「7月の卒業式」
- 「ボクが泣く」
- 「スウィート・ダーリン」
- 「イ・ケ・ナ・イ・放課後」
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ミーハー・パラダイス (フェアベルコミックス)
収録作品:
- 「ボクが泣く」
- 「ミーハー・パラダイス」全話
「ミーハー・パラダイス」はこちらからどうぞ
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ミーハー・パラダイス (フェアベルコミックス)